冗談はよせ 機動戦士ガンダム ギレン総帥
冗談はよせ ギレン最後の言葉
「冗談はよせ」はギレン最後の言葉です。
機動戦士ガンダム 第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」のなかで、ギレンは妹でもあるキシリア突撃機動軍司令官に父殺しという名目で処刑されます。
キシリア・ザビ:「グレート・デギンには父が乗っていた。その上で連邦軍と共に……。なぜです?」
ギレン・ザビ:「やむを得んだろう。タイミングずれの和平工作がなんになるか」
キシリア・ザビ:「死なすことはありませんでしたな。……総帥」
ギレン・ザビ:「ふっ……、冗談はよせ」
キシリア・ザビ:「意外と兄上も甘いようで……」
ガンダムだからこその「冗談はよせ」
キシリアに銃を突きつけられギレンが発したセリフが「冗談はよせ」です。
わたしは大人になったあらためてこのシーンをみたときに、明智光秀の謀反にあった織田信長が発したという「是非もなし」という言葉が思い浮かびました。
謀反人が光秀と聞いて、仕方がない と一言。
重大な局面にあるからこそ、くどくど言い回すのではなくたった一言だけ言い放つ。
「冗談はよせ」
この局面にあってギレンが言い放った一言。
確かに地球連邦軍との戦争は最終決戦の段階にあり、いまは父の死どころではない ましてや総帥である私を殺すなどということはジオン公国にとってあり得ないことだ お前もそれほど馬鹿ではあるまい というギレンの独裁的な心のうちがこの短い「冗談はよせ」という一言からくみとれます。
しかしギレンの読みは甘く、この直後「意外と兄上も甘いようで・・」とキシリアに後頭部を撃ち抜かれます。
昭和45年男
子ども心にこのシーンはトラウマレベルでやきついた
子供向けのロボットアニメとは思えない、粛清シーンは戦争と正面からむきあったガンダムならではのシーンですね。
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