見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを 機動戦士ガンダム名言 シャア・アズナブル
「見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」は、機動戦士ガンダム 第2話「ガンダム破壊命令」内でのシャアの台詞です。
通常の3倍 赤い彗星 の存在があきらかに
赤いモノをみると「通常の3倍だな」と即座に脳内変換するのが昭和ガンダム世代。
その元ネタが機動戦士ガンダム 第2話「ガンダム破壊命令」内での台詞にあります。
マーカー 「続いて接近する物体二つあります」
ブライト 「なんだ?」
マーカー 「モビルスーツのようです」
ブライト 「ザクか?」
オスカ 「で、でもブライトさん、このスピードで迫れるザクなんてありはしません」
マーカー 「一機のザクは通常の三倍のスピードで接近します」
パオロ 「シャ、シャアだ、あ、赤い彗星だ」
ブライト 「は?艦長、何か?」
「ええっ、赤い彗星のシャア?」パオロ 「ルウム戦役で五隻の戦艦がシャア一人の為に撃破された。…に、逃げろ」
機動戦士ガンダム 第2話 ガンダム破壊命令
通常の三倍のスピードで接近してくるザクあり の報告に対し、機影を確認していないにもかかわらず「シャ、シャアだ、あ、赤い彗星だ」と即答するパオロ艦長。
パオロ艦長の言葉にホワイトベースブリッジ内に緊張がはしります。
そしてシャアが突撃してきます。
見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを
と。
第1話で、ザクを2機も失うことになった地球連邦軍V作戦の偵察任務。
シャア 「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」
機動戦士ガンダム 第1話 ガンダム大地に立つ
若さゆえとしていたミスを誘発させた敵の新型モビルスーツ。その性能を自ら相まみえることによって性能を丸裸にしてやろうとするシャア。
しかし
シャア 「どうだ」
「ば、馬鹿な、直撃のはずだ」
シャア「速い、な、なんという運動性」
パイロットとしての腕はさすがにシャアのほうが格段に上。アムロまったくよせつけず直撃弾をガンダムに浴びせるシャア。が、皮肉にも次々とガンダムの驚愕の性能を見せつけられることになります。
そしてついには、ガンダムのビームライフルの一撃でザクを目の前で撃破されます。
シャア 「ス、スレンダー。い、一撃で、一撃で撃破か。なんということだ、あのモビルスーツは戦艦並のビーム砲を持っているのか」
機動戦士ガンダム 第2話 ガンダム破壊命令
はからずも
見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを
という自身の言葉を身をもって知ることになったシャア。ガンダムの前になすすべがなくなり、補給をうけるために退却します。
ここまでなんとなくカッコよいことを言っているが、第2話目にしてことごとくガンダムにやられているシャア。
がんばれシャア。
シャアとアムロの戦いは、こののち「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」まで続き、さらには作品枠をとびこえ名探偵コナン 赤井秀一と安室透 で相まみえることになるとはこのときは知る由もなく。
君はもう読んだか?
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和
2001年から2011年にかけてガンダムエースにて連載。全24巻 通常版
TVアニメでは描かれなかった、シャアの生い立ち、士官学校でのガルマとの出会いが詳しく描かれています。シャア・アズナブルはなりすまし!? ガルマはやっぱり坊やだな、などなど新たな発見が。
またザビ家の面々もより深く詳しく描かれていて面白い。アニメには登場しないサスロ・ザビや、ザビ家の黒幕はギレンではなくキシリアが暗躍する点など興味深い。
さらにはジオンのモビルスーツ開発の裏側やランバ・ラルとダイクン家のつながりなど、ニュータイプの登場などファーストガンダムの世界がよりリアルに鮮明に迫ってきます。
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