「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」は機動戦士ガンダム 第12話「ジオンの脅威」内で、ジオン軍の新型モビルスーツ グフに搭乗していたランバ・ラルが発した言葉。
ザクとは違うのだよ、ザクとは! 機動戦士ガンダム ランバ・ラル名言
ガンダムの世界観を表している言葉「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
ランバ・ラル 「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
アムロ 「うあっ!こ、こいつ、違うぞ。ザクなんかと装甲もパワーも」
ある意味このセリフこそが、今でも続くガンダムならびにガンプラブームの発端かもしれません。
第12話になるまで、旧型ザクの描写はあったものの、目立った新型モビルスーツの登場がなかったところに グフ が登場します。
ザクと似たような形状ではあるものの、各所がパワーアップされたグフ。モビルスーツが兵器としての開発の系譜があることを、このグフの登場によってあきらかになりました。
ガンダム以前のスーパーロボットアニメとは違うぞ、ということが伝わってきた回です。
グフ、そしてガンダムというロボットアニメとしての世界観を端的にあらわした言葉
「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
名言です。
第12話「ジオンの脅威」は神回
ガルマの国葬シーンからはじまる機動戦士ガンダム 第12話「ジオンの脅威」。
この回は、さまざまな見どころが詰まった自分的には神回です。
初接敵で部下を死なせたシャアと死なせなかったランバ・ラル
そしてジオン側の士官、シャアとランバ・ラルの対比も面白いです。
第1話「ガンダム大地に立つ」で地球連邦のV作戦をキャッチし部下を偵察任務につかせたシャア。しかし部下は欲にかられ暴走、任務の目的を忘れてガンダムに撃破され戦死。
シャア 「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」
作戦の失敗をシャア自身の若さ、未熟さゆえとしています。
対してランバ・ラル。部下2人アコース、コズンとホワイトベース部隊と接敵し戦闘を開始。戦闘を有利にすすめながらも機をみて撤退します。
ラル:「アコース、コズン、後退しろ!帰還するぞ!」
アコース:「了解」
コズン:「了解」アムロ:「に、逃げられた。というより、見逃してくれたのか・・・?」
シャアとは違うのだよシャアとは
部下の統率ができなかったシャア。命令を忠実に実行させるランバ・ラル。
若造のシャアと違って、人生経験を積んできたオジサンはさすがに違うな、といったところでしょうか。
しかしランバ・ラルも第16話「セイラ出撃」では、アコースが撃破され、コズンもランバ・ラルの撤退命令を聞かずにガンダムを捕獲しようとして搭乗していたザクを破壊され捕虜となってしまう。
一兵卒はみな目先の戦利品に飛びついてしまうのでしょうかね。
このように機動戦士ガンダム 第12話「ジオンの脅威」は見どころの多い回となっています。
君はもう読んだか?
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和
2001年から2011年にかけてガンダムエースにて連載。全24巻 通常版
TVアニメでは描かれなかった、シャアの生い立ち、士官学校でのガルマとの出会いが詳しく描かれています。シャア・アズナブルはなりすまし!? ガルマはやっぱり坊やだな、などなど新たな発見が。
またザビ家の面々もより深く詳しく描かれていて面白い。アニメには登場しないサスロ・ザビや、ザビ家の黒幕はギレンではなくキシリアが暗躍する点など興味深い。
さらにはジオンのモビルスーツ開発の裏側やランバ・ラルとダイクン家のつながりなど、ニュータイプの登場などファーストガンダムの世界がよりリアルに鮮明に迫ってきます。
コメント